教育体験学習

平成20年度 心と言葉の教育体験学習

実施年月日期間

平成20年10月30日(木) ~ 31日(金) 1泊2日

実施場所

国立能登青少年交流の家 (石川県羽咋市柴垣町14-5-6)

参加人数

[総数] 147名 {教員:9名(男性6名,女性3名),生徒:138名(男子102名,女子36名)}

事業のテーマ及び目的

例年本校の入学生は、不登校等を経験している生徒が多く入学し、3年間の学校生活の中で成長し進路
決定をして卒業していくが、残念ながら早期離職者が出ていることも事実である。本校で学ぶ期間の
中で、生徒には言葉の重みを認識させ、学校生活の中での様々な活動を通して社会の厳しさ、辛さを
乗り越えられる精神力を身につけさせ、企業人として必要とされ勤務する人材を育てることが課題で
ある。その為集団生活及び勤労体験活動等を通し、他人を許容する心を養い、精神面を鍛え、自己を
客観的に見つめることから協調性に富む、創造力豊かな生徒を社会へ送り出したいと考えている。
事前指導

○生徒は1泊2日という短期間の中での交流だけでなく、より深い活動の交流を持たせるために、異学年を混在させた縦割りの班編成を行い、班別ミーティング等を行い、各自の役割について話し合いをさせ、事前に活動ポイントを確認させるように指導する。
○班別討議についても昨年度より多く事前討議を行わせ、意見交換から意思の統一を図る。
○言葉のキャッチボール学習についても、模擬体験を通し話の流れを各自に考えさせる。
○すべての行動を異学年混在の班別にすることで、班長を中心とする縦の指示系統を確立し、規律を重んじる活動にするよう指導する。
○すべての研修に対して、何のために行うのか、どのような効果を期待しているか
を詳しく説明する。
○国立能登青少年交流の家を利用するにあたっての心得るべきこと
・利用する宿泊室・研修室・廊下・階段・ロビー・トイレ等の清掃の徹底
・利用した布団・毛布・シーツの取り扱い
・食堂・風呂の利用の仕方
・施設職員及び他の利用者への挨拶の徹底
・施設内移動についての班別行動の徹底

学習内容[第1日目:10月30日 第2日目:10月31日]

●第1日目(10月30日)

・座禅体験


・班別討議
①本校で自慢できること
②本校生として何をすべきか
③本校で必要なものは何か
④高校生活を充実させるためには何が必要か
*上記内容をもとに各班ごとにテーマを決め、その内容について討議をしました。

   


・班別発表会
各班ごとにテーマの内容に沿って、自分たちの高校生活に関する様々な意見を発表しあい、今後の高校生活をより充実したものにしていきたいという意気込みが伝わる発表会でした。


・言葉のキャッチボール学習
2人1組でのテーマにそった会話をとおして、相手の話を聞く姿勢や自分の意見を積極的に述べることができるよう、また、今までに話したことのない先輩、後輩との交流をとおして、一人ひとりが自分の視野をより広げられ、自分を見つめることのできた、大変意義深い学習会となりました。


●第2日目(10月31日)

・レクレーション活動
班別レクレーション活動で、異学年交流をより深めました。


事業効果
●本年度は1・2年生のみの参加とし、2年生に事前指導から自覚を持つことを徹底させた結果、全て
の諸行動に班のリーダーとして責任を持って支援する姿勢が見られ、1年生も2年生を認めて受け入
れる心が養われた。
●規律正しい行動において、各班の中で自我が抑制され、協調性が育まれた。
●すべての活動において、話し合いを導入し、意見を交換させることで、他人の意見を聞く必要性
を再確認する姿が見られた。
●多くの活動の中で、生徒自身が発表する機会を設けたため、人前でも話が出来るという自信を持
たせることが出来た。
●食事については、2年生が中心になり、準備・後片付けを率先して指示を行い時間短縮につながっ
た。
●布団・シーツの利用についても、2年生が事前指導を活かして、1年生に対して親切に指導するこ
とが出来、配布・回収についてもスムーズに行えた。
●班別討議において、自分の学校を見つめる機会を持ったことで、より強い愛校心が育まれ、意見
をとりまとめて発表することでプレゼンテーション能力の向上につながった。
●言葉のキャッチボール学習において、生徒間でテーマに沿って相手の話を聞く姿勢や、自分の意
見を述べる工夫がみられた。
●施設内での清掃においても、班別で清掃場所の分担を行うことで、入所前より美化に努め、奉仕
の精神が育まれた。
●本校生徒の行動および服装・挨拶の良さは施設の職員の間でも好評を得た。


今後見込まれる効果
●1泊2日ではあるが「心と言葉の教育体験学習」を経験することで、過去に不登校の経験のある生徒は、集団生活の大切さや楽しみを自覚し、自己を見つめる機会となったため、今後の学校行事に対する取り組みや指導の意義を受け入れやすくなったと考えられる。

●「心と言葉の教育体験学習」を実施して、2年生は昨年の経験から異学年との交流に対して違和感なく行うことができ、自然に1年生を支援する関係を築くことが出来、協調性の大切さから学校のリーダーとしての行動に期待できる。

●「心と言葉の教育体験学習」をとおして、他人を認め自己と比較することで、より自己の言動に対して責任を持ち、社会の中での自分の立場に応じた言動が出来るようになり、社会人として必要な言動を発揮するものと考えられる。

●「話す」をテーマに研修を行い、生徒間交流が深くなり今後の学校行事等における生徒の主体性がよりスムーズに進行することが見込まれる。

 

 

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